オリックスから育成ドラフト3位で指名された飛龍(静岡)の比屋根彰人内野手(3年)が9日、沼津市内の同校で牧田勝吾チーフスカウト(43)らから指名あいさつを受けた。福良淳一監督(57)のサイン色紙や球団Tシャツをプレゼントされ「かっこいいですね。テンションが上がりました」と、満面の笑みを浮かべた。

 高校通算36本塁打の比屋根について、牧田氏は「最終的には、クリーンアップで三塁手。ノリさんのような、打って守れる選手になってほしい。その能力も十分持っている」。近鉄やオリックスなどで活躍し、通算404本塁打を放った中村紀洋氏(44=浜松開誠館非常勤コーチ)の名を挙げ、大きな期待を寄せた。

 進路について、社会人も視野に入れていた比屋根は、1週間前にプロ入りを決断。「中田翔選手のように、みんなが憧れるような選手になりたいです」と、決意を新たにした。