左肩痛で離脱していたDeNA浜口遥大投手(23)が、5月2日阪神戦で復帰することが濃厚となった。24日の2軍戦で登板し5回1失点12奪三振の内容で、ゴーサインが出た。昨季10勝挙げた左腕が、開幕から戦列を離れていたが、今日28日から始まる9連戦に間に合った。浜口は「1回のチャンスで納得させる投球をしないといけない」と話しており、甲子園で完全復活する。

 昨季から虎に負けなしと、無類の強さを発揮している。5試合登板3勝無敗。ホーム、敵地問わず負けない投球を披露していた。高校時代までは、父の影響で阪神ファンだった元虎党が、9連戦折り返しの5戦目を託された。

 これで離脱していた今永、ウィーランドを含め3人が戻ってくる。不在の間には柱の石田に加え、新戦力が台頭。京山、東、飯塚、バリオスら4人で7勝挙げた。“けがの功名”で底上げされ、厚みを増した投手陣。先発8人いれば9連戦を中6日以上でローテを組むことが可能になる。篠原投手コーチは「去年までは数がいなかった。どこで誰を投げさせるか、状態がいい投手を見極め、臨機応変に選んでやっていきたい」と話しており、総力戦で再び首位浮上を狙う。