先発転向に挑戦している中日福谷浩司投手(28)が、ヤクルトとの練習試合に先発登板した。

初回に4番バレンティンに2ランを浴びたが、その後は踏ん張り3回3安打2失点。大学以来という先発に「緊張感は高かった」と振り返った。

最速は149キロをマークするも2四球。まだ慣れない先発に「流れがすごいあって、波がある。リリーフをやっているとそんなの関係なく、とりあえず流れをぶった切ることしか考えてなかったので」と、違いを話した。

試合への入り方など「やることは多くなりましたけど、その分やりがいもあります」。再びリリーフに戻ったとしても「自分の中で(投球の)幅が増えていればと思う。今やっていることは全力で取り組みたい」と、やる気を見せた。

与田監督は「体力もある。短いイニングだと力が入りすぎて、バランスがなかなか取り戻せない、良くできないという傾向がある」と、転向の経緯を説明し「長いイニングを投げさせて(いい感覚を)覚えさせ、つかませたい」と、福谷に期待をかけた。