阪神矢野燿大監督(50)が19日、新外国人ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)を5、6番で起用する構想を明かした。韓国KIA戦は降雨のため、1回終了でノーゲーム。来日初の対外試合は打席が巡らず。11日紅白戦に続く5番先発には指揮官が温める理想像が浮き彫りになる。

「俺は5番とか6番を打ってるぐらいの方が、チームとしては理想。現状の頭にあるのは、6番ぐらいを打つ打線になれば、ウチとしても得点力が上がる打線をつくれていると思う」

メジャー通算30発のマルテは4番候補だが、指揮官はキャンプ序盤から生え抜き日本人の4番を理想に挙げる。実戦は24歳の大山を固定起用。この日も「育てるというのもある」と話した。助っ人をポイントゲッターに据えられれば、破壊力が増すのは間違いない。

11日は来日初打席で本塁打を放ったが、この日は雨流れ。マルテも「残念だけど、仕方ない。次のチャンスがあれば100%の準備をしたい」と意気込んだ。実戦を重ね、キーマンの打順適性を見極めていく。