サバイバルレースが始まる。ロッテは21日、嘉手納スポーツドームで練習を行い、12日からの沖縄遠征を打ち上げた。

22日には高知へ移動。西武と2試合を戦った後、宮崎へ飛ぶ。高知遠征からは、これまで2軍で調整してきた中堅、ベテラン選手たちがどんどんチームに合流する。井口監督も「これからいろんな選手が合流してもっと競争が激しくなる。選手個々がどれだけアピールしてくれるか。オープン戦の最後まで楽しみにしている」と話し、22日から野手では清田と鈴木が1軍に上がることを発表した。

ドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)にとっても1軍残留、レギュラー奪取へ向け、ここからが正念場。試合が続いた沖縄遠征について「石垣島キャンプよりは全然きつくなかった」と豪語したルーキーは、この日もフリー打撃、守備練習、ランニングと精力的にメニューをこなし「(内容とともに)結果も残さないといけないですし、しっかりやっていかないとすぐ落とされると思う。後悔がないようにしっかりやりたい」と意気込んだ。

井口監督は外野の布陣について「カク(角中)にしても貴司(荻野)にしてもレギュラー確約というわけではない。全員で争ってもらって。内野手がはみ出れば外野にいく可能性もある。オープン戦で結果をだしてもらうしかない」と現時点ではレギュラーが白紙であることを強調。藤原については「1軍でできるところまで帯同する」と説明し、今後の結果、内容で1軍に留めるか判断するとした。