阪神望月惇志投手(21)が、「大魔神フォーク」を伝授された。元マリナーズ投手の佐々木主浩氏(51=日刊スポーツ評論家)が25日、沖縄・宜野座の阪神1軍キャンプを訪れ、ブルペンを視察した。

佐々木氏が見守るブルペンで望月が39球目を投げ終えたところ、矢野燿大監督(50)が投球を中断させ、佐々木氏の元へ連れて行った。あいさつを交わすと、佐々木氏は身ぶり手ぶりで、望月にフォークボールの投げ方を伝授。佐々木氏は「投げる時に落とそう、落とそうというのがあるから、そうじゃなくてもっとしっかり腕を振って投げるんだよ、というのを」と説明した。

「大魔神塾」を終えると、望月はブルペン投球を再開し早速教わったフォークを試した。最初の数球は高く抜けたものの、5球目あたりからワンバウンドするように。6球目のワンバウンドした球に、捕手の後ろで見守っていた佐々木氏から大きな「○」マークが出た。

その後も佐々木氏は、大きくうなずきながら望月の投球を見続けた。矢野監督も期待する4年目右腕に、新たな武器が加わったようだ。