オリックスの新外国人ジョーイ・メネセス内野手(26=フィリーズ3A)が3安打2打点と大暴れした。

26日のロッテとの練習試合に「3番一塁」で先発出場。1点リードの初回無死三塁で涌井の直球をとらえ、中前適時打を放った。3回にも中前打で出塁。5回には2死一塁から岩下の内角高めの直球を左中間に運び、タイムリー二塁打とした。「すごく良い感じで試合に出られた。追い込まれてもセンター方向を意識しました」と振り返った。

この日の安打で紅白戦を含め、来日後7試合連続ヒットを記録。15打数9安打で打率6割と猛威を振るっている。西村監督は「ずっといい感じで打ってる。だんだんと日本の投手に対応できてきている」と評価。ロッテ戦は1番福田、2番西浦が機能したこともあり、指揮官は「3番メネセス、4番吉田正で現状合っているんじゃないかな。十分やってくれそうな感じ」と3番起用を示唆した。

5回に二塁打を放った後、2死二塁から吉田正の打席ではボールが捕手の後ろにこぼれた隙をつき三塁へ好走。足でも好機を広げた。「とにかく今はこの形を意識して、この状態を維持していくことを考えています」。オリックスの新戦力が好調キープで開幕まで突き進む。【古財稜明】