富士大は、沖縄・知念高出身の山城兄弟がチームを勢いづけた。2回裏に「3番右翼」の兄響外野手(3年)が右翼線2点適時二塁打。3回には「5番左翼」の弟裕飛外野手(2年)が2戦連続の右越え3ランで突き放した。

理論派で細かい技術も磨いてきた2安打3打点の響は「兄弟2人で試合に出られるのはなかなかないこと。リーグ優勝して全国でも勝ちたい」。感覚を大切にする野生派で2安打4打点の裕飛も「大学に来て野球の難しさをあらためて知った。今は思い切り出来ているのが良いと思う」とノリノリだ。兄弟クリーンアップが躍動すれば、18年秋以来のV奪還も、なんくるないさ~。