全日本大学野球選手権(6日開幕、神宮・東京ドーム)に3年ぶり39回目出場の東海大は、首都大学リーグ制覇の勢いそのままに、7年ぶりの頂点を目指す。

リーグ戦では岩本真之介投手(2年=市和歌山)が7勝を挙げるなど奮闘。プロ注目の二刀流・矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)を擁する日体大などを退け、2季連続75回目の頂点に立った。

小松勇輝主将(4年=東海大相模)は「1人、1人の気持ちが強かったです。『何とかして勝つ』という気持ちが、結果につながった」と振り返った。その結果にも浮かれることはなく、リーグ戦後はすぐさま同大会に照準を合わせた。チーム状況は「いい状態になってると思います」と自信を持っている。

初戦は今秋ドラフト候補の木村光投手(4年=奈良大付)を擁する佛教大(京滋大学)と対戦する。井尻陽久監督(70)は「いい投手を攻略するのが一番辛い。接戦になると思う」と、厳しい戦いを予測した。