ライパチの輝が、侍ジャパンで自慢の長打力を披露した。
「侍ジャパンシリーズ2022」第3戦に佐藤輝明内野手(23)が「8番右翼」で先発し、7回に右中間フェンス直撃の適時二塁打。栗山ジャパン初の海外勢との対戦で、初の長打を記録した。試合前には今季限りで現役を引退した糸井嘉男氏(41)が始球式で登場。近大、阪神の先輩の前で、背番号7の超人魂を継承した。
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佐藤輝らしい放物線が右中間に伸びた。決して全力で振っているようには見えない、軽やかなスイング。それでもボールは飛んでいく。3点リードの7回無死一、二塁。右腕グロゴスキの高めに浮いたチェンジアップを逃さなかった。打球はフェンス上部へ直撃。代表初長打となる適時二塁打でリードを4点に広げた。
「長打というのが求められていると思う。連打でチャンスを作ってもらったのでその走者をしっかりかえせて良かったです」。6日の巨人戦(東京ドーム)から2試合連続安打&打点。札幌に舞台を移しても勢いは止まらない。栗山ジャパン初の海外勢との対戦で貴重な追加点を挙げた。
代表では大好きな糸井先輩が背負った背番号7をつける。この日、背番号9で始球式を務めた糸井氏からは「お前、ユニホーム替えろ」とジョークを飛ばされた。糸井氏は「ま、でも似合ってますよね。見ててかっこいい」。さらに「来年からタイガースでも7番にすればいいのに」と注文。「7番後継指令」まで飛び出すほど期待は大きい。
想像以上のラブコールに佐藤輝は「めちゃくちゃうれしい」と破顔した。来シーズンの背番号7変更については「ちょっと考えます」とまんざらでもない様子だ。同じ近大出身。超人の魂を受け継ぎタテジマで「7」を背負う日も、そう遠くないのかもしれない。
プロ1年目の21年11月7日巨人戦以来の「8番右翼」での先発だった。4番から村上、牧、森、岡本と並ぶ超重量打線の中、“ライパチ”で存在感を発揮。前を打った岡本は、試合前のフリー打撃から刺激を受ける日々。「チャンスでは軽打。逆方向にも打てる。勉強になります」。貴重な学びを成長につなげている。
3連勝に貢献した背番号7は「侍ジャパンは誰もが目指す場所だと思うので、頑張ります」。プロ2年間、12球団本拠地では札幌ドームだけ本塁打ゼロなだけに「ホームラン打てるように頑張ります」と宣言した。強化試合は残り1試合。来春WBC本番へ向け、最後のアピール弾を放り込む。【中野椋】



