東京6大学の慶大は17日、横浜市内のグラウンドで今年の練習納めを行った。野手陣は、全員そろって1000スイングで練習を締めた。来年のドラフト候補に挙がる広瀬隆太内野手(3年=慶応)は「練習納めという節目に1000スイングをできたのは、達成感がありました」と話した。

現役最多となる通算13本塁打を誇る右打者は、来年の目標に「まずは3割が最低の目標。(本塁打は)春5本、秋5本は打ちたい。もちろんドラフト1位で指名されたい」と力強く話した。堀井哲也監督(60)は、来年の起用について「サードで4番」と明言。「大学トップレベルの圧倒的な力で、エネルギッシュにチームを引っ張っている」と姿勢を評価する。

今秋は、優勝に王手をかけて臨んだ早慶戦で連敗を喫し、3位で終えた。新チームの主将に就任した広瀬は「人から見られる立場。チームの象徴として、恥ずかしくないようにしたい。周りを引っ張る意識で、今までの1・2倍は頑張る」と話した。