侍ジャパン栗山英樹監督(61)が17日、ファンの熱意に心を動かされた。

都内の野球殿堂博物館を訪れ、「日本野球聖地・名所150選スタンプラリー」の全カ所達成者表彰式にプレゼンターとしてサプライズ登場した。同スタンプラリーは、昨年の野球伝来150年を記念したもの。日本各地の野球の聖地・名所150カ所を回り、デジタル上でスタンプラリーをしていく企画だった。

全150カ所を制した18人のうち、12人が表彰式に参加。栗山監督は「皆さん、野球お好きですね。僕も相当好きですけど、この短期間に…。参りました」と頭を下げた。最速で達成したのは、東京都在住の有川久志さん。7月23日の企画開始から、わずか2カ月余りとなる9月28日に達成した。

栗山監督は全員に賞状や記念品を贈呈したが、参加者からは反対に3月のWBCへ向けた激励を受けた。「野球がある意味を参加者の皆さんから教えてもらった。僕にとってはすごく、いい時間になりました。皆さん、野球を生活にうまく取り入れてもらったり、必要だったり、そういうものであることはうれしいことなので、まじに感動しました。頼むぞと、しっかりやりなさいというメッセージをもらいました」と感激した様子で話した。

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