前節2位の大商大が、ドラフト候補リレーで首位大経大を3-1で下し、4季連続Vを決めた。

大学日本代表で最速154キロの上田大河主将(4年=大商大高)が志願し、2連続先発で2回を0に封じた。

自身は5回までの登板を希望したが、3回からは、同じくドラフト候補の左腕・高太一投手(たか・たいち、4年=広陵)がマウンドに上がり、6回1失点でまとめた。「負けたら自分のせいと、5回まで投げ切れなかった自分が悪いと思って、高に常に声をかけて頑張ってもらいました」。

登板途中で直球を投じた際の違和感は、エースらしく冷静に対処した。「切り替えて変化球中心で勝負したら、三振が取れて悪いなりの収穫があった。4年間やってきた集大成で今の下級生に、自分と高の背中をプレーで見せようと」。

高も同じ気持ちだった。「(富山陽一)監督にも最後誰かに代わるかと聞かれたけど、自分と上田は4年間、商大で鍛えられているので。こんなところでマウンドを下級生に絶対譲るわけにはいかない」。

2人の素顔は、明るく人なつっこい主将と、自分のペースを大切にする左腕だ。お互いの共通点は、仲間を思いやりながら、自分に厳しく向き合う姿と、日米球界の選手の特徴を熟知した“野球マニア”の一面だ。この試合の戦いぶりについて、2人は口を添えて「やることはやりきった」と語った。運命の日・10月26日のドラフト会議を待つ。

そして、最後の全国制覇のチャンスもある。11月15日開幕の明治神宮野球大会に向けて、関西5リーグ代表決定戦での2チームの代表入りを決める。【中島麗】

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