規格外の“パワー!”を見せつける。ハードオフ新潟でのキャンプ2日目の2日、ヤクルト時代に「きんに君」の愛称で親しまれたオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの新加入、中山翔太外野手(27=独立リーグ、九州アジアリーグ火の国サラマンダーズ)が今季でのNPB復帰を目指し、20本塁打を宣言した。鍛え上げられた肉体から繰り出される豪快なアーチで、新潟の野球ファンを沸かせる。

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鋭く、力強い打球音がハードオフ新潟の室内練習場に響き渡る。ティー打撃、フリー打撃で快音を連発。初の雪国でのキャンプインも「けがなく、静岡(伊豆市)に行ってから万全な動きが出来るように。上手に調整していきたい」と新潟の寒さにも動じず、17日からの2次キャンプを見据えてバットを振り込む。

飽くなき探究心が中山を成長させる。打撃練習では三脚にスマホをセットし、その都度、映像チェック。橋上秀樹監督(58)にも打撃のアドバイスを求めた。「自分1人じゃ分からないこともある。いろんな経験をされている方の意見も聞きながら取り入れたい」とアップデートを重ねる。

185センチ、95キロの大きい体がトレードマーク。趣味は筋トレで大学時代に「なかやまきんに君」にちなんで「きんに君」の愛称で呼ばれ、親しまれた。大学時代のベンチプレス140キロは今も健在。オフも「してきました」と筋トレは欠かさない。

1月31日に妻の愛由美さんとともに新潟入りした。それまではTBS系列「プロ野球戦力外通告」の番組内でも話題を集めた愛由美さんのノックを受けるなど体を動かした。食事も大学時代は筋肉のために生卵を直飲みしていたが「作ってくれる人がいるので(笑い)」と、夫婦二人三脚でNPB復帰を目指す。

18年に法大からドラフト2位でヤクルトに入団。右の長距離砲として期待されたが、22年オフに戦力外が告げられた。だが、まだやれる自信もある。NPB復帰のためにも掲げる目標は20本塁打。「ホームランをコンスタントに調子悪くても打てるように。キャンプの1日1日を大切に全力で取り組みたい」とコメントも力強かった。【大島享也】

 

◆中山翔太(なかやま・しょうた)1996年(平8)9月22日生まれ、大阪府出身。履正社-法大を経て18年ドラフト2位でヤクルト入り。22年に戦力外を受け、23年に独立リーグ九州アジアリーグ、火の国サラマンダーズに入団。NPB1軍通算73試合、打率2割5分6厘、9本塁打、23打点。185センチ、95キロ。右投げ右打ち。