ロッテ西川史礁外野手(23)がサイクル安打に王手をかける活躍で、チームの連敗を3で止めた。

初回に右前打、3回には右中間へ同点3ラン。4回にはダメ押しの適時二塁打を放った。

昨年9月11日ソフトバンク戦以来となる待望の1発に、「(前の)2人がつないでくれたので、何とか返そうと思った。毛利(海大)のためにもなんとか自分たちで絶対追いつくぞと思っていたので打てて良かったです」と話した。

快音の原動力は、自身の記録以上に「仲間のため」という強い思いだった。先発したルーキー毛利は3回5失点降板。だが、開幕から2試合連続で好投し、前回3日のソフトバンク戦は7回2失点も勝ちをつけられなかった。「あれだけ抑えてくれているのに自分たちが打てなかったら、申し訳ない」と話していた。その自覚が西川を突き動かし、試合を振り出しに戻した。

4回には猛打賞となる右前適時打をマーク。「打ったのはまっすぐ。来た球を反応で打つことができました」と手ごたえを口にした。この打撃の裏には、飽くなき探究心がある。昨季、開幕スタメンをつかみながらも感じた「体の開き」や「着地の甘さ」を克服すべく、オフ中に阪神森下や中日上林らとともに「軸足」の意識を徹底的にたたき込んだ。今季から就任した西岡チーフ打撃兼走塁コーチと方向性を共有し、試合後には毎日、室内練習場で1時間の打ち込みをこなしている。「これがないと逆に帰れない」とまで言い切る泥くさい継続が形になった。

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