左アキレス腱(けん)の断裂から完全復活を遂げた阪神石井大智投手(29)が、昨季から続く51試合連続無失点を決めた。
2-3で迎えた8回から登板。名前がコールされると地鳴りのような大歓声を一身に浴びながら駆け足でマウンドへ向かった。DeNA先頭の牧に四球を出すも、続く3番筒香を三飛。その後1死一、二塁と得点圏に走者を置いたが、宮崎を見逃し三振に仕留めた。最後は2死一、二塁から蝦名を中飛。今季初登板は1回1安打無失点、1奪三振だった。さらにこの日最速152キロをマーク。背番号69の復活投球に4万人超えの虎党も酔いしれた。
甲子園登板は昨年10月30日のソフトバンクとの日本シリーズ第5戦以来。2点リードの8回から登板し、同1死一塁から柳田悠岐外野手(37)に同点2ランを被弾した。チームも延長戦の末に敗退。日本一を逃し、試合後は悔し涙に暮れた。レギュラーシーズンでは同9月28日の中日戦以来、実に342日ぶりとなった。
一時は今季絶望の危機も、超速回復でシーズン最終盤に間に合った。止まっていた自身の持つ日本記録の針が再び動き始めた。



