緊急ミーティングや~!

 阪神真弓明信監督(55)が15日、ヤクルトとの練習試合(浦添)に敗れた後、そのまま三塁ベンチで全体ミーティングを行った。実戦で目についた課題を約10分間話し合って反省を促した。試合では、公式戦開幕戦の相手にバントや盗塁など機動力を封印するなど、しっかり手の内は隠して戦うしたたかさも。11日・日本ハム戦に続く連敗スタートとなったが、屈辱は公式戦でたっぷり返す。

 マネジャーなど球団スタッフがあわただしく、帰りのバスまでの導線をつくった。だが、戦い終えたナインが出てくるはずの三塁ベンチ裏の扉は固く閉ざされたままだった。腰掛けるナインを取り囲むように真弓監督以下、首脳陣が声を発する。キャンプ中の練習試合では異例の“全体ミーティング”を即座に開いた。

 真弓監督

 まあゲームの反省とかね、よかったこと、悪かったことを言う感じでね。段階的には、まだキャンプ中盤なのでそうそう結果は出ない。ただゲーム中のちょっとしたプレー、捕ったらすばやく投げるとかはゲームで積み重ねていくことだからね。

 監督自身は発言せず、腰に手を当てて聞き役に回った。各担当のコーチ陣から細かな指摘が続き、バスの出発は試合終了から10分以上過ぎていた。2月の練習試合、それも移動が控える敵地では珍しい光景だ。コーチ陣は宿舎ホテルに戻った直後にも会議を開いた。「鉄は熱いうちに打て」を地でいく反省会だった。

 スコアは1-5。若手主体とはいえ、開幕戦の相手であるヤクルトに完敗した。勝利にこだわった真弓監督自身は2連敗スタート。そんな目に見える屈辱よりも、キャンプで力を注いでいた守備面でのほころびが見過ごせなかった。

 真弓監督

 きょうは細かい攻めをしていない。自由に打たせたのでゲッツーも多かった。走塁も、グラウンドが悪かったので滑ってけがすると(代わりがいなくて)困ったし。

 けむに巻いたが、11日の日本ハム戦で仕掛けた盗塁や走塁、エンドランなどの機動力野球を見るからに封印した。3回から3イニング連続して併殺打でチャンスをつぶした。前日14日の練習でスクイズを含めて反復練習した小技を見せなかったのは、同一リーグのヤクルト相手に手の内を隠す戦略だった。5回以降は押本-松岡-木田という主力中継ぎ陣にきっちり抑えられ「これから攻略を考えないとね」と反骨心をのぞかせた。

 明るい話題が少なく、課題が浮かび上がったプレ開幕戦。「浦添の悲劇」と言うのは大げさだが、新監督がいきなり背負った大きな借りは、ペナントレースできっちり返す。【町田達彦】

 [2009年2月16日11時46分

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