<オープン戦:阪神2-9広島>◇20日◇高松
上位進出を狙う広島が猛打で強敵阪神に完勝した。20日、オープン戦で今季初対決。昨季10勝14敗と負け越した虎に1発攻勢だ。まずは4番に座ったシーボル内野手(33)が強烈なパンチをお見舞いした。1回2死三塁で安藤の浮いたフォークをとらえて、左翼席に運んだ。
「(WBCに招集された栗原)ケンタが4番に帰ってくるのは分かっているけど、そのあたりの打順を打ちたい。自分のスイングでしっかり振ることができた」
今季1号の先制2ランで勢いに乗ると、3回は左翼線に適時二塁打をマーク。春季キャンプの打撃練習でも目立たなかった2年目助っ人が“噴火”し、クリーンアップに意欲を見せた。
オープン戦で22打席連続無安打だった不振の嶋重宣外野手(32)も目覚めた。4点リードの3回無死二、三塁。内角速球にミートし、完ぺきな打球を右翼席に運んだ。「こんなに打たないのにチャンスをもらって、自分で何とかするしかないと思った」。
昨年10月に左ひじを手術した影響で、打撃フォームを崩した。19日には広島市民球場で休日を返上して特打を敢行。ややオープンスタンスにした打撃フォームに取り組んだ。バットをスムーズに出す作業を行い、結果に結びつけた。
8回には、梵もアーチをかけて、オープン戦は引き分けを挟んで6連勝。開幕から3試合を終えた時点で最下位だったが、一気に首位に浮上した。それでもブラウン監督は「上下のチームは気にしていない」と意に介さない。開幕まで2週間。『本物の強さ』を追い求める。【酒井俊作】
[2009年3月21日12時46分
紙面から]ソーシャルブックマーク



