<ソフトバンク4-2巨人>◇12日◇福岡ヤフードーム

 反撃機に代打を送られ、巨人大田泰示内野手(20)は唇をかんだ。「8番一塁」でプロ2年目の初スタメン。3打席凡退で迎えた9回、味方が連打で1死二、三塁をつくったが、第4打席はなかった。代打工藤の適時打に拍手を送ったが、2点差まで追い上げた攻撃に加われなかった。「その前の三振が…」とソフトバンク和田に喫した7回の空振りを反省した。

 プロ初安打はお預け。ただ、1年ぶりの1軍で成長した姿も見せた。「フルスイングしよう」と心掛けた。2回1死一塁の第1打席、カウント2-1と追い込まれても外の変化球に食らい付いた。三遊間深く転がしたが、遊撃川崎に好捕された。4回の第2打席は一転、初球打ち。中前に抜けそうな当たりを、またも川崎にはばまれた。ただ、粘りと積極性を見せ「内容的には良かったと思う」。5月から取り組む一塁守備でも2回、川崎のライナーをダイビングキャッチ。「いつか安打は出ると思って頑張ります」と前を向いた。

 原監督も「去年と比べ落ち着きも出ているし、成長の跡を見せましたね」と評価した。交流戦も残り1試合。逆転優勝の可能性が消え、指揮官は「明日の最後の試合に悔しさをぶつけたい」と宣言した。負ければ交流戦は貯金なし。大田も加えた戦力で、是が非でも勝ってリーグ戦再開に向かうつもりだ。【古川真弥】

 [2010年6月13日7時51分

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