解離性大動脈瘤(りゅう)で5月10日から都内の病院に約1カ月入院していた楽天野村克也名誉監督(74)が13日、退院後初めて公の場に姿を現した。この日、新幹線で新潟入りし、同市の新潟テルサで沙知代夫人(78)とともにトークショーを行った。

 水色のジャケットを着て現れた野村名誉監督は、あご回りが以前に比べてすっきりしていた。約1500人収容の客席に、約200人しか入っていないのを見るや「お客さんが少ないねぇ」などと、相変わらずのぼやき節で笑いを誘っていた。いすに座ったまま1時間半、自身の野球人生と家族について語った。

 だが、自身が入院した経緯、病名などには触れず「バカは風邪ひかないっていうけど、今の風邪は昔の風邪と違う」などと話すだけ。トークショーの後半から出演した沙知代夫人も「さっきから聞いていると、謝罪してないじゃないですか。ご迷惑おかけしました」「この人も風邪から始まって。へんとうをちょん切って、大変でした」と多くを語らなかった。

 会場には多くの報道陣が詰め掛けたが、開演前に取材、写真撮影の禁止を通達するなど、ピリピリムード。帰りのJR新潟駅で、お元気そうですね?

 との問い掛けに「ご覧の通り」と返すだけだった。

 帰京後は、深夜0時からのTBSスポーツ情報番組「S☆1」に復帰後初の生出演。ここでも「風邪をなめちゃいかん。健康に自信過剰だった。5キロやせました」と、風邪だったことを強調していた。

 [2010年6月14日8時42分

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