阪神が今オフの補強を見据え、ドジャース黒田博樹(35)やブレーブス川上憲伸(35)らメジャー日本人投手の獲得調査に着手したことが9日、明らかになった。国際担当の山中利彦編成部次長が7月下旬に渡米し、外国人も含めた新戦力調査を開始。球団首脳は「投手は何人いてもいい。メジャーの選手の去就をしっかりと調べておきたい」と話した。

 黒田は今季が3年契約の最終年。古巣の広島復帰が既定路線という見方もあるが、阪神も06年オフにFA獲得に動いた経緯がある。球団首脳は「実際のところ、どうなのかは調べておく必要があるだろう」と力を込める。ブレーブス川上は3年契約の2年目だが、契約満了前に獲得した城島のケースもあるだけに、慎重に動向を見つめる。オリオールズ上原浩治投手(35)も2年契約の最終年という状況だ。

 [2010年8月10日8時2分

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