映画の世界ならイ・ビョンホンとペ・ヨンジュンの共演か。韓流二大スターの夢対決が実現した。オリックス朴賛浩投手(37=パイレーツ)が10日、沖縄・宮古島キャンプで李承■内野手(34=巨人)とT-岡田外野手(23)を相手に来日初の打撃投手を務めた。李には2本の柵越えを打たれたが、メジャー124勝の貫禄を存分に見せつけた。

 対戦途中、朴は「内角に投げてもいいか?」と李に確認。3球目の内角高めをのけぞってよけた李は、次の球を右翼後方の防球ネットまで飛ばした。「内角は打てないと思っていたのに打ったな」。巨人時代、厳しい内角攻めに苦しんだ後輩に気持ちよく打たせる配慮だったのか。李は「光栄です。人生で初(の対戦)ですから」と感激だった。

 柵越えなしで安打性の2本のT-岡田も「ボールが速いですね。ピッチングもうまい」と評した。見守った岡田監督も満足顔だった。「ストライクはいつでも取れるということやな。コントロールがいいわ。本人にしてみればまだ調整なんやろうがマウンドで雰囲気あるわな。開幕投手の候補は候補や」。朴は15日からの第4クールでの実戦登板を志願。エース金子千のリタイアで緊急事態の投手陣を引っ張る。【堀まどか】※■=火へんに華

 [2011年2月11日11時14分

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