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　韓国を破り２連覇を達成したサムライジャパン。２月の宮崎合宿からロサンゼルスでの歓喜のシャンパンシャワーまでの足跡を追った。

＜宮崎合宿は連日の大盛況＞

　２月１６日から宮崎のサンマリンスタジアムで行われた宮崎合宿には連日４万人近いファンが詰めかけた。一番人気はイチロー。背面キャッチ、スタンドへのボール投げ入れのパフォーマンスなどにファンは大喜び。

＜イチロー、トンボ帰り特打＞

　宮崎合宿の練習休日の１９日、イチローは神戸に戻って特打ちを敢行。前日練習終了後に神戸に帰り、特打ち後に宮崎へトンボ帰りという強行軍だった。

＜２８人のサムライ決定＞

　２月２２日、ＷＢＣ最終２８人のメンバーが決定。宮崎合宿に参加した３３人のうち、岸、細川、松中、和田、栗原の５人が落選した。

＜韓国に歴史的コールド勝ち＞

　第１ラウンド２回戦で今大会最初の日韓対決。１４－２で７回コールド勝ちした。

＜視聴率は今年最高をマーク＞

　テレビ朝日系で７日に中継された「ＷＢＣ　日本対韓国」戦の平均視聴率が関東地区で今年最高の３７・８％、関西地区で４０・１％を記録。瞬間最高は関東地区が４回裏に松坂が韓国打線を抑えた午後９時前の４６・３％。関西地区が試合終了時の４９・７％。

＜忍法、偽装スクイズ＞

　米アリゾナに移動してカブスと練習試合。１点リードの３回表１死一、三塁の場面で片岡に偽装スクイズを指示して成功させるなど不意を突く攻撃を見せた。

＜イチロー、大不振＞

　イチローが大スランプに。米国に舞台を移しての第２ラウンド。初戦のキューバ戦、２回戦の韓国戦と連続ノーヒット。キューバとの敗者復活２回戦で２安打を放ち、ようやくトンネルから脱出。試合後「バントの失敗でほぼ折れかけてた心がさらに折れて…」と苦しい胸のうちを吐露した。

＜城島、退場！＞

　第２ラウンド２回戦の韓国戦。城島が７回表、見逃し三振に倒れ、ホームベース近くにバットを置き去りにし、そそくさとベンチへ向かうと、ウエンデルステッド球審からまさかの退場のコール。

＜村田、肉離れで無念の離脱＞

　第２ラウンドの韓国との１、２位決定戦で村田が右太もも裏を痛めリタイア。肉離れの重傷で、原監督はただちに栗原（広島）の緊急招集を決断。

＜米国に逆転勝ち＞

　準決勝の相手は米国。初回松坂が先頭打者本塁打を浴びるも集中打で逆転。最後はダルビッシュを投入して逃げ切った。

＜宿敵韓国を破りＶ２＞

　決勝戦は息詰まる熱戦となり延長１０回、日本が５－３で韓国を振り切り優勝。ＭＶＰには２大会連続で松坂大輔が選出された。

　［2009年3月24日14時49分］

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