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連係プレーの練習をするペドロイア（右）とジーター（撮影・菅敏）

　【クリアウオーター（米フロリダ州）２日（日本時間３日）＝大塚仁】ＷＢＣ米国代表が「スモールベースボール」を掲げて始動した。代表チームが集合し、直前合宿がスタート。初の合同練習では内野の連係プレーなど守備にじっくり時間をかけた。デーブ・ジョンソン監督（６６）はスピード重視のオーダーを宣言し、国際大会で重要な「少ない点を守りきる」スタイルで臨む方針を示した。

　ジョンソン監督は「上位はスピードのある選手を使いたい」と打線の構想を披露。０７年に本塁打、盗塁、三塁打、二塁打のすべてで２０以上をマークしたグランダーソン（タイガース）、０７年に３０本塁打、４１盗塁でナ・リーグＭＶＰのロリンズ（フィリーズ）、そして経験豊富なジーター（ヤンキース）の名前を挙げ、中心とする考えを明かした。

　初日の練習は２時間半に及んだが、重点的に行われたのは守備練習。投手のけん制、併殺など内野の連係プレーやシートノックを３０分以上にわたって丁寧に行った。

　ジョンソン監督は「この時を待っていた。雪辱できることを願っている」。前回覇者の日本については「大輔のことはペドロイアに聞けばいい。ダルビッシュ？　北京で見ているよ」と調査済みと強調した。

　［2009年3月4日9時8分　紙面から］

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