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村田離脱の穴は川崎と片岡で乗り切る

ノックを受ける片岡(右)と川崎(撮影・菅敏)
ノックを受ける片岡(右)と川崎(撮影・菅敏)

 リニューアルを図るサムライ打線の骨格が、固まった。村田離脱の穴を、相手投手によって左右打者を組み合わせる「二刀流打線」で埋めることになった。レギュラー不在の三塁を川崎宗則(27=ソフトバンク)、片岡易之(26=西武)の併用で乗り切る方向性を決めた。22日米国戦は右腕のオズワルトが先発するため、川崎の先発起用が決定的。ドジャースタジアムの公式練習前の会見。原監督は詳細こそ「(新打線は)言えません」と明かさなかったが、再出発を図る打線に自信を見せた。

 原監督 今まで試合を重ねてきた上で1ウェー(通り)、2ウェー、3ウェー的なオーダーを組んでいます。彼(村田)が離脱したのはいいニュースではないが、対応すべく対策を立てていたので、まったく不安はありません。

 三塁を小笠原に任せることは可能だが守備の負担を軽減するため、一塁に固定される見通し。川崎、片岡は守備力も高く、機動力を生かした攻撃もできる。先発、途中出場も含めて投手の左右によって使い分ける考えでいるようだ。伊東総合コーチも明言こそ避けたが「三塁は左右の投手によって変わってくるだろう」と話した。バイプレーヤー・コンビが主役を張った時、暗雲から一転、希望の光が見える。【高山通史】

 [2009年3月22日11時16分 紙面から]

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