剣翔関(28=追手風)は今の気持ちと願望を、紙を目いっぱい使って表現してくれました。中央上部に描いたのは、ボクシング亀田3兄弟の父亀田史郎氏。面識はないものの、7月の名古屋場所で初の十両優勝を飾り「最高だなって思ったら、自然と思い浮かびました」と、同氏得意のポーズを「サイコー」という掛け声の吹き出し付きで描写しました。同場所は「腰も足も悪かったので、速い相撲を心がけたのがよかった」と、昨年夏場所での11勝以来、3年半の十両在籍で2度目の2ケタ白星。まさに自己最高の成績でした。

「祝 新入幕」については、正式には26日の秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の新番付発表を待つことになりますが、確実視されています。随所に派手な装飾が施されており「美術の成績は『5』でした。先生には人と違う発想を褒められました」と納得の仕上がり。願望通り新入幕となれば「2ケタ勝って敢闘賞が目標」。さらなる「最高」を目指します。