メインイベントでタイ政府公認のタイトルであるタイ国プロムエタイライトフライ級(-48.97キロ)王座戦3分5回が行われ、挑戦者の安部焰(ほむら、18=エイワスポーツジム)が2回2分5秒KOで王者のペットムアンカン・チョーハーパヤック(タイ)に勝利。WBCムエタイ世界ミニマム級王座に続くベルトを獲得した。これで通算成績も13戦13勝(8KO)に伸ばした。

この試合から1階級上げて臨んだ安部は初回から強烈なボディーをたたき込んで主導権を握ると、2回にもボディー連打でダメージを与えてから、顔面への左フックを連続でヒットさせて最初のダウンを奪取。直後に切れ味鋭い左フックで相手の意識を刈り取ってKO勝ちした。

安部は試合後のインタビューで「めっちゃ最高です、ありがとうございます! 戦う前から本当に強い選手っていうのは分かってたんですけど、まさか倒せると思わなかったので、倒せて、今はあまり実感はないですけど、めちゃくちゃうれしいです。また自信がつきました」と会心の笑み。

そして「今まで先輩たちが引っ張ってきたBOMを、次は僕が引っ張っていけるような選手になるので、これから皆さん注目お願いします!」とファンに呼びかけた。

またセミファイナルのWBCムエタイ世界ミニフライ級(-47.62キロ)王座戦3分5回では王者の藤原乃愛(21=尚武会フジワラムエタイジム)が判定3-0(49-46×2、50-45)で挑戦者カナ・ウォーワンチャイ(19=ウォーワンチャイプロモーション)に快勝して初防衛に成功した。

藤原は今年4月にオープンフィンガーグローブマッチでカナと対戦し、判定負けで連勝を17で止められていたが、この日はSNSでもバズった顔面前蹴りを突き刺し、ミドルキックや首相撲でのひざなど、得意の蹴りを中心にムエタイらしい戦いで見事リベンジを果たした。

藤原は自身のXに「WBCムエタイ世界ミニフライ級王座防衛することができました あの日の悔しさを忘れた日はありません。WBC王者として絶対に負けたくないという気持ちで3分5ラウンド戦いました。皆さんの大きな声援がとても力になりました 沢山の人へ感謝でいっぱいです! カナ選手ありがとうございました」と記した。

〈BOM51主な成績〉

▼タイ国プロムエタイライトフライ級(-48.97キロ)王座戦3分5回

○安部焰(火ヘンに勹と臼を縦に並べる)(エイワスポーツジム/挑戦者) (KO・2回2分5秒※左フック) ×ペットムアンカン・チョーハーパヤック(タイ/王者)

▼WBCムエタイ世界ミニフライ級(-47.62キロ)王座戦3分5回

○藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム/王者) (判定3-0:49-46×2、50-45) ×カナ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/挑戦者)

▼WBCムエタイ日本ライト級(-61.23キロ)王者決定戦3分5回

○羅向(ZERO) (KO・3回53秒 ※左ストレート) ×レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)

▼BOMバンタム級(-53.5キロ)王座戦3分5回

○キリョウシリラック(シリラックジャパンムエタイジム/王者) (判定3-0:49-46×2、49-47) ×小林凜太朗(サクシードジム/挑戦者)