ボクシングの協栄ジムは20日、元世界3階級制覇王者の亀田興毅トレーナーが日本ボクシングコミッションからライセンスを交付されたと発表した。

 興毅トレーナーは「うれしい。1歩前進。しっかりサポートしていきたい」と話した。今後は弟和毅のチーフトレーナーとして、2階級制覇へ向けてチーム和毅をリードしていく。

 3月の和毅の日本復帰戦に向けては「勝ち方が問われるが、気負わずに自分のボクシングをすればいい。勝つことが一番」と控えめに話した。自らは大阪でデビューも05年2月に後楽園ホールに初登場し、直後に協栄ジムへ移籍した。和毅も協栄ジムに移籍して初の後楽園ホールとなる。「今回はダブるし、いろいろな思いがある。新しい1歩を踏み出せれば」と話した。続けて「状況は同じだけどスタイルは違う。ビッグマウスではなくスモールマウス。ボクは裏方なんで」とちょっと寂しげに笑った。