WBC世界女子ミニフライ級タイトルマッチ10回戦は17日、福岡市の九電記念体育館で行われ、1階級下の同アトム級王者で挑戦者の小関桃(35=青木)が3-0の判定で王者黒木優子(26=YuKOフィットネス)を破り2階級制覇を達成した。

 アトム級で男女を通じて日本人最多の17連続防衛中の小関は「1階級上の王者に福岡で勝つことに価値がある」と1年前から戦術を徹底。接近戦でのアッパーやボディー攻撃で主導権を握り圧倒した。「目の前のことばかり考えてきたので先は考えられない」というほど全力を注いで戴冠。黒木は地元で6度目の防衛に失敗した。