プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米国)が15日、来日した。

 28日に東京・後楽園ホールで控える初防衛戦で、同級11位松本亮(24=大橋)の挑戦を受ける。防寒用のニット帽姿で登場したローマンにとって昨年9月、久保隼を9回TKOで下して王座奪取した時と同じ2週間前の日本入り。「日本人はメキシコ人と同じでハートが強くてタフ。マツモトは身長も高く、リーチもパワーもある。ハングリーさを持って向かってくるだろう」と警戒した。

 12時間近くの長距離フライトの疲労もみせず「ロサンゼルスで激しい練習をしっかりやってきた。あとは日本で時差調整をしていきたい。5日間ぐらいで本来の調子に戻ると思う」と自信たっぷりの笑みをみせた。世界王座を奪取した日本に愛着があるようで「美しい国。人々も自分をリスペクトしてくれる。まるでファミリーのよう」と強調していた。