K-1ヘビー級タイトルマッチは、挑戦者ロエル・マナート(24=オランダ)が王者アントニオ・プラチバット(24=クロアチア)に3-0で判定勝ち、タイトル奪取に成功した。

 マナートはミドルキックを効果的に決め、ポイントを奪った。1回はワンツーパンチ、2回はミドルキックの打ち合いとなったが、マナートがいずれも主導権を握った。判定はジャッジ3人がいずれも30-28で、相手にポイントを与えなかった。

 90年代のK-1名選手だった父アンドレの前での戴冠に、マナートは「小さい頃からの夢だったK-1チャンピオンになれて、信じられない」とリング上で喜びを爆発させた。

 昨年11月の同級初代王座決定トーナメントでは、相手のブロックをモノともしない攻撃を見せて優勝したプラチバットだったが、この日は体のキレを欠き、初防衛戦で王座から陥落した。