元WWE世界ヘビー級王者ダニエル・ブライアン(36)が、約2年ぶりのリング復帰戦で勝利を挙げた。

 スマックダウンのコミッショナー、シェイン・マクマホン(48)とタッグを結成。因縁のケビン・オーエンズ(33)、サミ・ゼイン(33)組と対戦した。勝てば解雇の身からスマックダウン復帰が叶うオーエンズ、ゼインの背後から不意打ちを食らい、場外でブライアンに集中攻撃を受けた。

 ヘルヴァキック、ポップアップパワーボムを受けてダウン。残った味方のシェインも1対2の不利な状況で痛みつけられた。とどめのフロッグスプラッシュでフォールされそうになったシェインの危機に、倒れていたはずのブライアンが復活。ヘルヴァキック、ポップアップパワーボムでダメージを受けたものの、イエスキックの連打でゼインを圧倒。続けてブサイクニーからイエスロックでゼインを絞め上げてギブアップを奪った。

 復帰戦を勝利で飾ったブライアンはシェインとともに、会場からわき起こった惜しみない大「YES」コールに包まれていた。(米ニューオーリンズ=千歳香奈子通信員)