Aブロック公式戦で、前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、真壁刀義を下し、2勝目を挙げ、勝敗を五分に戻した。

 オカダは準地元で大声援を受けた真壁と、一進一退の攻防を展開。真壁の勝負をかけたコーナートップからのキングコングニーを、下からのドロップキックで迎撃。

 1回転式レインメーカーから、正調レインメーカーという、今G1からの新必勝パターンで、勝負を決めた。準地元の真壁より目立つためか、この試合で突然髪を赤く染めたオカダは、試合後のマイクパフォーマンスも軽いノリで「2勝で~す」と観客に話し掛ける。固唾(かたず)をのんで見守るファンに「何もしゃべることないいんでね」と肩透かし。それでもインタビュールームでは「最初の2敗は痛いけど、それであきらめたわけじゃない。あと残り5試合を勝って『オカダ、頭おかしくなって終わり』と言われたくないからね」と、4年ぶりの優勝を見据えていた。