ボクシング日本フライ級王座決定戦の前日計量が1日に都内で行われた。デビュー17連勝中(12KO)の同級1位中谷潤人(21=M.T)が、2日に東京・後楽園ホールで初の日本王座に挑戦する。中谷はリミットの50・8キロ、同級2位望月直樹(25=横浜光)は50・7キロでパスした。

中谷は全日本新人王、日本初代ユース、日本王座挑戦者決定戦と、確実に階段を上ってきた。すでに3団体で世界ランク入りしている。「世界へ行くためにステップアップしていく試合」と位置付ける。

今回も大みそかに渡米し、1月15日まで恒例の米ロサンゼルスでスパーリング合宿に行った。フェザー級など上の階級を相手にし、パワーアップを図ってきた。「下半身をしっかりした打ち方で、特にジャブでパワーパンチを打てるようにと。自信もついた」と話す。

望月とは過去に2度のスパーをしている。「気を引き締めていくが、ジャブで組み立てて倒す」とKOを狙う。昨年はWBC新鋭賞を受賞した期待のホープ。さらなる飛躍を期し、今年初戦でまずは1つ目の王座奪取を狙う。