同級王者吉野修一郎(27=三迫)が6連続KOでV4に成功した。同級1位アクセル住吉(33=関門JAPAN)と対戦。

左ジャブで初回からペースをつかんで6回から攻勢を強めた。7回にも連打でダウンを奪うと即座にレフェリーストップ。7回2分12秒TKO勝ちを収めた。

指名挑戦者だけに粘り強くタフだった。前半リードしながらも詰め切れなかったが「じっくりいき、中盤から後半に倒せればと思っていた。最後に倒せたので満足している。一発でなくコンビネーションで、最後はいい逆ワンツーが当たった」と笑みが広がった。

三迫会長は「長いラウンドやり、最後はとどめを刺した。この成果は大きい」とほめあげた。椎野トレーナーも「一番いい勝ち方」と合格点を与えた。

17年10月に王座を獲得し、これで2度のチャンピオンカーニバルをきっちり駆け抜けた。「そろそろ違うステージ、違う景色を見たい。アジアの方にいきたい」。吉野はステップアップして世界ランク入りへ意欲。三迫会長も「1戦1戦成長している」とゴーサインだ。現在V11の東洋太平洋同級王者中谷正義(井岡)との2冠戦を熱望。さらに年内早々に米国修行させるプランだ。