ボクシングのチャンピオンカーニバル表彰選考会が13日に都内で開かれ、最優秀選手賞に日本ウエルター級王者となった永野祐樹(29=帝拳)が選ばれた。賞金30万円を獲得となった。技能賞は日本ライト級王者吉野修一郎(27=三迫)、敢闘賞は日本バンタム級王者斉藤裕太(31=花形)、殊勲賞は日本ミニマム級王者田中教仁(34=三迫)が選ばれ、賞金10万円を贈られる。

永野は4月に敵地大阪に乗り込んで、V3を狙った矢田良太(29=グリーンツダ)と対戦した。3回にダウンを奪うも、4回にダウンを奪い返された。激しい打撃戦となったが、永野が7回に連打でストップ勝ちで新王者になった。

吉野はアクセル住吉(33=関門ジャパン)を迎え撃ち、7回にダウンさせてストップ勝ち。デビューからの連勝を10に伸ばして4度目の防衛に成功した。

斉藤は昨年9月に2度目の挑戦で王座を獲得したが、直後に潰瘍性大腸炎を発症した。闘病中に暫定王者となった木村隼人(29=ワタナベ)との王座統一戦に、5回TKO勝ちで初防衛に成功した。

田中は世界ランカーの王者小野心(36=ワタナベ)を相手に、3回にダウンを奪い、8回に2度目のダウンを奪ってTKO勝ち。3度目の挑戦で初の王座獲得となった。