ユニバーサル王者セス・ロリンズが恋人の好救援で防衛戦を制した。

メインイベントで組まれたバロン・コービンとの防衛戦は、挑戦者が特別ゲストレフェリーが選択できる条件だった。特別ゲストレフェリーとして発表されたのは挑戦者びいきのレイシー・エバンス。試合前からロリンズはコービンから襲撃を受けた。

パイプいす攻撃でダメージを与えられ、劣勢で試合が進んだものの、延髄斬りで局面打開。ブロックバスターからアバタ・ケダブラでコービンからフォールを狙ったが、レフェリーのエバンスによるスローカウントで3カウントを奪えず。続けてパワーボムでコービンを解説テーブルにたたきつけると、立ち上がれないコービンを見かねてエバンスのレフェリー権限が発動し、ノー・カウントアウトのルールに変更された。

さらにコービンがパイプいすを持ち出すと、ノーDQ(反則裁定なし)ルールに追加変更。何とかロリンズがパイプいすの上からファルコンアローを成功させてコービンを圧倒したが、エバンスのカウント放棄に見舞われた。激怒した王者がエバンスをにらみつけると、逆ギレされて平手打ち2発からローブロー攻撃まで受けた。ダメージ回復したコービンから得意技エンド・オブ・デイまで浴び、絶体絶命のピンチとなった。

するとロリンズの恋人でロウ女子王者ベッキー・リンチが救援に登場。エバンスを場外に追い詰め、エクスプロイダーで防護壁にたたき付けて撃退。代わりのレフェリーが登場し、ロリンズがカーブ・ストンプでコービンを倒し、3カウントを奪った。「王者カップル」はベルトを掲げ、PPV大会での勝利をアピールした。

なお28日に東京・両国国技館で開催されるWWE東京公演第1日では、元US王者中邑真輔がユニバーサル王者ロリンズに挑戦する予定となっている。