ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が年内予定の初防衛戦に備え、7日から1週間の走り込み合宿に入る。

千葉・成田市内で14日までの1週間、スタミナ強化を意識したメニューを消化するという。6日に東京・豊洲で開かれた日本ランニング協会主催の「スーパーかけっこアタック」に参加した村田は抽選で選ばれた90人の子供たちとともに短距離ダッシュを楽しみ「明日からの走り込み合宿に向けて刺激をもらいました」と笑顔。講師として招かれた屋外60メートル日本記録保持者で東海大陸上競技部コーチを務める川面聡大氏(30)から走りのフォームもチェックしてもらった。

同じミドル級の元3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)が5日(日本時間6日)、米ニューヨークで同級1位のセルゲイ・デレビヤンチェンコ(33=ウクライナ)を3-0の判定で下し、空位だったIBF王座を獲得した。村田は「『村田、あいつと戦ってくれよ』という人とやりたいですし、その対象にいてくれることはありがたいこと。お客さんのニーズだと思うので。ボクは次に来る試合を一生懸命に頑張ります」と、初防衛戦に向けた調整に専念する構えをみせた。