UFC時代、フライ級王者として11度防衛を成し遂げたデミトリアス・ジョンソン(33=米国)がONE同級ワールドGP覇者となった。

ダニー・キンガッド(24=フィリピン)とのGP決勝で、3-0の判定勝利を収めてONEでも世界の頂点に立った。

3月の1回戦を皮切りに1年間で3試合を戦い抜き、ONEベルトを手にしたジョンソンは「1年に3試合はかなり多いから、燃え尽きたよ。昔、DVDで(PRIDE無差別級GP決勝の)クロコップVSバーネット戦をみてワクワクしていたんだ。GP制覇は夢の舞台だった」と誇らしげな表情をみせた。

1回から鋭いタックルでテークダウンを奪取したジョンソンは寝技で主導権を握るスタイルを貫いた。2回には右フックを浴びるシーンもあったが、落ち着いて対処。3回には寝技の攻防も制し、試合終了時には勝利を確信するように両拳を握った。

「今回は入念な準備をしてきた。きっちりと良い練習を積んできたから」と自信をみなぎらせたジョンソンは「来年2、3月ぐらいに試合をしたい」とONEチャンピオンシップの王者としても君臨する自信をのぞかせていた。