アマチュアボクシングで8冠の実績を持つ中垣龍汰朗(20)と、元東洋太平洋フェザー級王者で大橋ジムトレーナーの松本好二氏の長男・圭佑(20)が4日、横浜市内の大橋ジムでB級(6回戦)のプロテストを受け、合格した。当初は11日に東京・後楽園ホールで受験予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月の同所での興行が中止となり、所属先での特例の受験となった。

3回のスパーリングでは中垣が左の強打、松本も得意のフットワークを生かしてパンチを返すなど、高い技術を披露した。スーパーフライ級で世界を目指す中垣は「小さい頃から憧れていたステージに立てると思うと感慨深い」と笑顔。スーパーバンタム級の松本は「1試合ずつ、しっかりとした準備をして戦っていきたい」と力を込めた。2人は5月28日にデビュー予定で、大橋会長は「2人ともスター性は十分。ジムの中でも競い合ってほしい」と飛躍を願った。