MMAルールで行われたメインのフェザー級王座決定戦は、修斗王者の斎藤裕(33)が朝倉未来(28)を判定3-0で破り、初代王者に輝いた。

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下馬評を覆し、王者に輝いた斎藤は、今季限りで現役を引退した元プロ野球阪神の藤川球児氏(40)からベルトを巻かれ「頑張っていればいいこともある」と感極まった。朝倉の重いキックやパンチでふらつき、流血する場面もあったが、常に先に仕掛け、主導権を握った。「(朝倉は)めちゃくちゃ強かった。紙一重で自分に運があった。フェザー級のレベルが上がるように精進していきたい」と王者としての決意を見せた。