スペシャルシングルマッチは棚橋弘至(44)が、グレート・O・カーンに苦しみながら勝利した。
棚橋はO・カーンに徹底して左膝を痛めつけられた。昨年12月11日の日本武道館大会でのタッグ戦でも、狙いを定められていた。モンゴリアンチョップからの左膝攻めに棚橋はもん絶。しかし最後は得意技が窮地を救った。
一瞬の隙を突いてのハイフライフロー2連発。最後は片エビ固めで17分13秒、勝利を飾った。
試合後、棚橋は、O・カーンが持ち込んだパイプいすで攻撃しなかったことに触れ、「ファンの思いを乗せたかったんですけど、僕ね、自分の一番短所だと思うんですけど、怒りの持続力がないんですよ。もう昨年末のことじゃないですか。それならばドームで最高のパフォーマンスを見せる方に僕のエネルギーが注がれてしまうんで。ただね、まだ彼との戦いは続いていきますよ。そんな気がします」とコメントした。
その上で自身の現状に「残酷な話、選手としてのピークは過ぎているかもしれない。けど、もう1度っていう思いがあった状況で。もう1回、プロレスを盛り上げます。それが今までプロレスで、たくさん、たくさん、応援してもらった俺の最後の…最後って言いたくないけど、俺の仕事だと思います」。引き際とのせめぎ合いの中で、自身の目標を力強く語った。
敗れたO・カーン「負け犬に語る言葉はねえんだけど、あいつとさ、あいつの何だろう? 教えとかがよ、ねえわけじゃねえんだよ。帝国の侵略は止まんねえよ。あいつと一緒だよ!」

