フライ級決勝は、東軍の宝珠山晃(24=三迫)が逆転勝ちで全日本新人王の称号を獲得した。

西軍の神崎靖浩(20=倉敷守安)と対戦。1回に強烈な右ストレートを浴びると、2回には左フックでダウンも許したものの、3回以降に反撃を開始。4回にはボディー攻撃で相手の体力を削り、最終5回には強烈なワンツーも放つなど、追い上げた形で試合終了。2-1の僅差判定で制した。

宝珠山は「思ったよりも懐が深くて(パンチを)外されていたが、引き出しは用意して出せた。いろいろなプレッシャーがかかっていたが、負けない気持ちが出ていた。上を目指していきたい」と決意を新たにしていた。