NXTクルーザー級王者KUSHIDA（38）がカイル・オライリーとのライバル対決に惜敗した。

ノンタイトル戦ながら宿敵とのシングルマッチに「彼との戦いは特別な瞬間になる。誰にも邪魔されたくない」と意気込んだKUSHIDAは、序盤から腕ひしぎ逆十字固めを狙い合う攻防を展開した。さらにエルボーやオーバーヘッドキックを放つと、オライリーからはロープの反動を利用したクローズライン（ラリアット）やブレーンバスターで反撃された。エプロンでのスープレックスやマサヒロ・タナカ（右ストレート）で追い詰め、得意のホバーボードロック（腕がらみ）を狙うものの、回避されたオライリーにそのまま丸め込まれ、3カウントを許してしまった。

信じられない表情でレフェリーにカウントを確認し、オライリーに惜敗したことを認めたKUSHIDAはリング上でハグを交わし、健闘をたたえ合った。試合後、KUSHIDAは自らのツイッターで「昨夜は特別だった。俺たちの戦いは永遠に続く」と英語でライバル対決への情熱を明かしていた。