WWEの「キング」中邑真輔(41)がMITB男子ラダー(はしご)戦で優勝を逃した。

セス・ロリンズ、ケビン・オーエンズ、ドリュー・マッキンタイア、ビックE、リコシェ、ジョン・モリソン、リドルと計8選手で、天井につり下げられた王座挑戦権利書の入るブリーフケースを目指した。

試合前に「MITBブリーフケース、この手でつかんでみせるぜ」と意気込んだ中邑は、大観衆の入場曲合唱の中で登場。スピンキックやリバースパワースラムでオーエンズを投げ飛ばし、ラダートップでは危険を承知の腕ひしぎ逆十字固めでモリソンを苦しめた。さらにモリソンと打撃の攻防を展開。マッキンタイアがダブル・クレイモアをモリソンと浴びた。

マッキンタイアが因縁のあるジンダー・マハルらに場外へと連れ去られ、7選手での争いとなると、中邑はロリンズを蹴散らしてブリーフケース奪取を狙った。しかし目前でモリソンの水鉄砲攻撃によって妨害。オーエンズのスタナーを食らって撃沈してしまった。最後はビックEがラダー上からの豪快なビッグ・エンディングでロリンズを倒し、ブリーフケースを手にし、歓喜の雄たけびを上げていた。