プロレスで現役最高齢のベルト保持者となる新潟タッグ王者グレート小鹿(79=大日本プロレス)が、24日の新潟市黒崎市民会館大会で3度目の防衛に成功し、25日にその喜びを語った。

小鹿は5月に新潟プロレスに参戦した後、6月に新型コロナウイルスに感染。2週間の入院、療養期間を経て復帰した。今月13日に2度目のワクチン接種を終えて試合に臨んでいた。

みちのくプロレスのGAINA、HUB組を迎えた3度目の防衛戦は、20分を超す激闘。最後は、21分47秒、小鹿のパートナーのシマ重野が、GAINAをレーガンドライバーから片エビ固めで押さえ込み勝利。小鹿の史上最高齢防衛記録も79歳3カ月と更新された。

「まわりの人が心配してくれたけど、この年でコロナにかかった後に20分以上戦えたことは自信になったよ。オレはコロナに勝って、プロレスでも勝ってベルトを防衛したぞ! 高齢者の人には、若い人たちと接することもあるんだから、ワクチンを打った方がいいよと言いたい」と話した。

史上最高齢ベルト戴冠のギネス記録登録を目指す小鹿は今後についても「79歳で防衛したんだから、80歳でも防衛する。ギネスに載るまでは、何度でも防衛してやる」と意気盛んだった。