ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)の対抗王者となるWBC世界同級王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)がWBCから指名試合を義務づけされた。21日(日本時間22日)、WBCが公式サイトで発表したもので、ドネアはWBC世界同級暫定王者レイマート・ガバリョ(25=フィリピン)との統一戦を指示された。WBCでは12カ月間ごと正規王者に対して指名挑戦を義務づけており、対戦を命じられた後に30日間の交渉期間が設定。この期間に両陣営が合意に達しない場合、入札となる。

ドネアがWBCから指名試合を提示されたことで、次戦で井上やWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との王座統一戦に臨むことは難しくなってきた。一方、元WBA世界同級暫定王者でもあったガバリョは昨年12月、微妙な判定ながらも前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に勝利し、WBC世界同級暫定王座を獲得していた。