新日本プロレスのG1クライマックス第3日は23日、東京・大田区総合体育館で行われ、史上初の大会3連覇を狙う飯伏幸太(39)が石井智宏(45)を下して今年のG1初白星を挙げた。意地がぶつかる激しい打撃戦の末、17分42秒、カミゴェ2連発で沈めた。

飯伏がエルボーや掌底を打てば、負けじと石井から強烈な張り手や頭突きを浴びた。雪崩式ブレーンバスターまで食らい、一時はダウン状態に。何とか気力で立ち上がって石井の垂直落下式ブレーンバスターを回避し、鋭くヒザをたたき込む1発目のカミゴェに成功。動けなくなった石井に対し、2発目のカミゴェで仕留め、何とか3カウントを奪った。G1での対石井戦は4連勝となった飯伏だが、激闘のダメージは大きかった。試合後はノーコメントだったものの、石井撃破は大会3連覇に勢いづく勝利となった。