プロレスリング・ノア大阪大会(10日、エディオンアリーナ大阪)の調印式が8日、都内で行われ、メインイベントのGHCヘビー級選手権試合で対戦する第35代王者の丸藤正道(42)とN-1 VICTORY 2021優勝者で挑戦者の中嶋勝彦(33)が対面した。

丸藤は6月6日に58歳の武藤敬司に勝利し、ヘビー級王座を奪取。7月の杉浦戦、8月の桜庭戦に続く3度目の防衛戦に挑む。N-1不参加の王者は「試合がしたくてしょうがない」と目をぎらつかせ、挑戦者の中嶋について「あのころはまだ“前菜”だった男が、“メインディッシュ”に育ったことはうれしい。だけど俺はおいしい物が大好きなので、メインディッシュ…おいしくいただきたいと思います」と気合たっぷりに話した。

3日にN-1連覇を果たし、16年10月以来2度目の戴冠に闘志を燃やす中嶋は、「やっと、やっとここまできた」とにやり。「あとは丸藤正道…、丸藤正道が持つベルトを奪うだけだ」と力強く宣言した。

中嶋は昨夏、N-1初優勝。同11月に潮崎の持つGHCヘビー級に挑戦したが、42分の死闘の末に敗れている。昨年に続く王座挑戦に「ヘビーのベルトを持った俺だから意味がある」と力を込める。王座に返り咲けるか-。【勝部晃多】