前日本フェザー級王者佐川遼(27=三迫)がリベンジで再起戦を飾った。17年5月に2回TKO負けを喫していた小坂烈(23=SUN-RISE)と再戦し、最終8回に右ストレートでぐらつかせ、同回1分23秒、レフェリーストップによるTKO勝利。2月に丸田陽七太(森岡)に敗れ、3度目の防衛に失敗して以来の再起戦で白星を挙げた。

左ジャブを軸に右ストレートを打ち抜き、左右の目の周囲をカットに追い込んだ。レフェリーストップ勝ちをつかんだ佐川は「5回から体が動き、結構、このまま自分のペースで進めてTKOになった。2月にタイトルを失い、再起戦とリベンジマッチを組んでいただき、いつも以上の練習してここまでこれました」と手応え十分の笑み。再び日本王座への返り咲きを狙い「またタイトル戦線に復活できるようにチャンスが来るまで頑張りたい」と意気込んだ。

所属ジムの三迫貴志会長は「4年前に(小坂に)初黒星を喫し、そこでボクシングを見直し、想定よりも早く日本王者になった。ここをしっかり倒して勝って欲しかったので、ストップ勝ちしてくれてうれしかった。佐川がいるよ、と示せた」と合格点を出していた。